虫の声の響き

2017-09-03

夏の匂いが薄れ段々と秋の匂いに変わりつつありますが、大きな公園など行けばまだ蝉も鳴いている場面に遭遇します。

その他の虫も入り混じって鳴いていますが、よく聴いてみると不思議な事に不協和音が少ないと感じるかもしれません。

鳴き声の種類によっては音程感がほとんど無いノイズのような音もあります。しかしそれでも”うなり”が聴こえてこないのは、偶然なのでしょうか。

これは推測ですが、うなりが発生してしまうとその分音は遠くに響きにくくなってしまいます。正確に言えば音が届く回数が減ります。つまり鳴いている本来の意味が失われてしまうわけです。

なので虫たちにとってちょうどいい音圧が出せるように、自然界の進化の過程で”今”の鳴き声になったのかもしれません。

自然のイメージ画像