作曲・編曲をやってきた数が増えれば増える程、メロディーから伴奏を付ける時の音選びに”迷い”が少なくなっていきます。
特に使う楽器を決めれば、どういうジャンルならどんな音使いが”合っている”のかがパターン化されていきます。
しかしそれはマンネリ化の原因にもなってしまう事があります。
「このメロディーはメジャースケールだからこのダイアトニックコードを使う」
という決め方は違和感の無いスッキリした曲を作るのには必要な知識ですが、時には全く違うコードを当てはめて見るのが新しい発見に繋がるヒントになるでしょう。
違うコードを当てはめるには、
- 和声学を勉強してみる
- 対位法を勉強してみる
- 普段聴かないジャンルを聴く
- 音を”聴かず”当てはめてみる
- しらみつぶしに音を入れていく
という事をやってみます。
既存の理論や曲を学んでしまうと、新しい発想が出来なくなってしまうのでは無いかという心配もありますが、温故知新という言葉もあるように意外と過去の物にはアイデアが豊富にあったりします。
自分の”好きな響き”をはっきりと持っていれば最終的に似たようなアレンジになってしまうのは仕方ありません。
何故ならそれがある種の”個性”だからです。しかしたまには”好きじゃない響き”で妥協するのも良いのでは無いでしょうか。
もし何かヒントが欲しい方は、代理和音の簡単な探し方と使い方を参考にしてみると良いかもしれません。