”歌声”をきっちり扱うのはなかなか難しいものです。楽器によっては目に見えるポジションがありますが、歌にはそれがありません。
チューナーにマイクを繋いで練習するというのも可能ですが、やはり”耳”を使って練習する必要があります。おおまかに三つだけ意識してみると上達の道筋になります。
今回は”音程”についての練習方法です。
1.半音階の意識とコントロール
私たちが普段耳にしている音楽の大半は”12音階”から成っています。なので半音を制してしまえば、後はそれを順に数えていけば正しい音程が見つかります。
しかしこの半音階を順に歌うという技術が実は難しいのです。自分が出せる音域内で半音の上下をよく練習しておきましょう。
そして実際に声に出さなくても、頭の中で追えるように覚えていくのです。
2.耳コピの練習
聴音とも言います。曲をそのまま覚えて歌えるなら十分に音感が備わっているはずです。
しかしどうしても音痴になってしまったり音を外してしまうのは、正しい音を捉えきられていない可能性が高いです。声のコントロールも出来ていない場合が多いです。
練習の仕方は、楽器等で出した音を声で追っていくわけですが、同じ音を出せているかどうかすらわからない場合はチューナーで合わせるのが確実です。
楽器の音と自分の声が同じ音程の時の感覚を覚えてしまいましょう。そうすれば段々と正しい音に対して自信が付いてきます。
3.度数や調和感
ある程度正しい音をコントロールできるようになったら、コードの響きも練習します。他のパートでドを鳴らして自分の声はミと歌ったり、ソと歌ったりする練習です。
これも最初は難しいですが、協和音や不協和音の感覚を覚えれば少しずつコントロールできてきます、
ざっと簡単に歌の上達方法を紹介しましたが、実際は一つの項目を習得するだけでも数カ月はかけないと曖昧な技術になります。根気よく練習を継続するのが大事という事です。