ただ道を歩いているだけでも面白い発見に出会える時があります。歩行者信号が青に切り替わった時の案内音声である「かっこう、かかっこう」についての発見です。
既に気付いている人も居るかもしれませんが、実はこの二つの音声の”鳴るタイミング”は場所によって違う場合があります。
具体的な設置位置によるものなのか、地域ごとに大まかに設定されているのか定かではありませんが、明らかにタイミングが遅い場所と早い場所がありました。
関西のとある場所のタイミングは、「かっこう(約1秒無音)かかっこう(約1秒無音)かっこう・・・」という間隔です。
関東のとある場所のタイミングは、「かっこう(約0.6秒無音)かかっこう(約0.6秒無音)かっこう・・・」という間隔です。
録音すれば正確な波形データが取れるので、より明確な時間差を導き出す事も可能です。
ほんのコンマ数秒の差ですが、”次の音が鳴るまで細かく拍を刻む”というやり方をすれば、早いか遅いかは区別が付きます。
これはテンポ感やタイム感と関係した感覚と言えるでしょう。
詳しくは、”リズム追求、呼び名と感覚(間隔)の捉え方”を参考にしてみると良いでしょう。
ちなみに「かっこう、かかっこう」の音声は視覚障害者用信号機の”擬音式”という分類になっております。
2017-12-08 追記
時間間隔に定義がされているかどうかを実際に警視庁に問い合わせしたところ、1.5秒間隔で鳴るように定められているとの回答を頂きました。
なので以前聞いた場所はたまたま機械の設定がずれていた可能性が高いと思われます。
もし興味があれば1.5秒間隔になっているかどうか、注視して聴いてみるのも面白いかもしれません。