楽器のレッスンには資料が必要となりますが、時には手作りも行います。
今回作ったのは「BWV244マタイ受難曲」のコラール、 Herzliebster Jesu,was hast duverbrochen という曲です。
日本語訳にすると ”心から愛するイエスよ” だとか ”心より慕いまつるイエスよ” などと訳されています。
この曲は元々4声の合唱曲なので弦楽器では妥協しなければならない和声が多く存在しています。
ましてや4弦がnomalGのウクレレ用アレンジなのでかなり簡略化していますが、曲の雰囲気はなかなか保てた出来となりました。
この曲を選んだ理由としては、
- ウクレレ初心者~中級者ぐらいの練習になるパターンが随所にある
- 今回の生徒がたまたまバッハの楽曲が好きだった
- コードよりも単音の方がとっつきやすい人向けのアレンジ曲が欲しかった
- テンポが比較的緩やかで、基本の3和音が主体の響きである
といった点から選びました。
アレンジの際ウクレレ用にキーをBmからAmに変えております。
lowG弦だと若干だけメロディーが不自然に聴こえる箇所がありますが、そのままタブ譜をなぞってもいいでしょう。